閉ざされた市政明らかに 情報公開に〝嘘〟回答 市議ら追及
日進市が共催したイベントの公平性、透明性を問う市議会質疑に対して市幹部が「市全体としましては配慮に欠けている点もあると考えます」と応答したにもかかわらず「配慮に欠ける点」のわかる文書は情報公開請求の結果、不存在だった問題をめぐって、本紙がその後調査を進めたところ、文書が存在していたことが、別の幹部らの証言で分かった。これにより、一部の市議らも追及を始める模様だ。
新たな疑念浮かぶ
「公平性、透明性に問題がある共催イベント」「配慮に欠ける点」とは何か、日進市役所に文書公開を求めるなどして調査を開始した。
「公平性、透明性に問題がある共催イベント」として回答があったのは、全国紙である有名な新聞社と共催の書き初め、季節の菓子作り、交通安全・防犯の啓発、ハロウィーン、クリスマスと意外なものだった。なぜこれが問題なのか。この質疑が広報にっしんの編集長をすげかえるためになされたのではないかということは、前号でお知らせしたとおりだ。
この疑念がある上に更に新たな疑念が浮かび上がった。情報公開請求の結果、「配慮に欠ける点」に関する文書は「不存在」との回答だったからだ。「配慮に欠ける点」が説明できないにもかかわらず「公平性、透明性を確保できるよう、検討する」とはどういうことなのか。仮に文書の作成はなかったにしても、「配慮に欠ける点」があるのであれば、是正したはずである。ましてや市議会にも取り上げられた内容である。是正しないはずがない。
文書は〝存在〟していた
新たな疑念を晴らすため、市民への説明責任を果たすように電子メールで日進市役所に申し入れた。すると心ある複数の幹部が調査してくれた。調査結果によると是正措置が取られていたようだ。そればかりか是正措置をとることを市上層部に報告した文書が存在することを証言してくれたのだ。「不存在」のはずの文書が存在する、これは情報公開をないがしろにするものだ。日進市政が閉ざされたものであることの現れだ。
証言によると文書の起案者は現編集長だ。内容は、ある市議会会派からの申し入れ事項と、それに対する是正策が記載されているという。是正措置とは▼一般市民と市との共催イベントはあまり行われておらず、また、公益性に疑問のあるイベントもあることから広報担当部署が一部新聞社と共催を重ねることは、問題があるからやめること。▼一部新聞記者と広報担当者との距離が近すぎることから軌道修正をすることというような内容が記されているという。文書の作成時期は現編集長の就任直後であり、文書には秘書広報課全員の決裁印が押してあるという。
嘘の回答を誰がした
本紙の情報公開請求に対して文書は存在しないとの回答方針を最初に示したのは誰なのか。証言によると現編集長の判断だという。また「なぜ不存在としたのか理解できない」という。文書の原文を確認してはいないが、証言からすると文書の内容は特段、日進市役所にとって不利となるようなものではない。この内容であったのならば、むしろ情報公開請求に対して文書を開示して、説明責任を果たすべきではなかろうか。文書の作成時期は、現編集長の就任直後とすれば昨年四月。本紙が情報公開請求したのはその年の九月だ。文書保存期間が過ぎていたということはあるまい。情報公開しなかったことから、市はこの文書を公文書として扱わなかったことになる。しかし、仮にこれが公文書であり、現編集長が故意に隠蔽したとすれば、刑法第二五八条の公用文書等毀棄罪に該当する可能性もある。
ある会派を気にしてか
現編集長が文書を「不存在」と回答した理由は不明であるが、ある会派を意識しての行動とみられる。日進市が共催したイベントの公平性、透明性についての情報公開請求にあたっては、本紙は質疑した会派や対象の新聞社だけでなく、他の新聞社、一般市民についても共催申し込みがあったかどうかを公開請求している。ある会派を狙い撃ちしたものではない。それにもかかわらず現編集長は、ある会派をかばうように過敏なまでに反応している。広報にっしんに圧力をかけているとの誤解を避けたかったのだろう。公文書の隠匿行為は、ある会派と現編集長との密接さを裏付けるものだ。
職務に〝専念〟して
現編集長の奇異な動きはこれだけではない。勤務中に役所内の公用パソコンを使用して、自らが参加する音楽バンドのホームページに投稿していたのだ。 投稿者の返信メールアドレスが日進市役所公用メールアドレスであったことと、書き込み日時が勤務中と思われる時刻であったことから、本紙はこの事実を日進市役所に通告、このたび現編集長は市長から口頭注意処分を受けた。職務に専念してもらいたいものだ。
日進市の自浄作用を期待
一部の市幹部が説明責任を果たしてくれた。日進市役所には自浄作用がまだ残っているようだ。職員全ての自浄作用が促進されるように公益通報者保護制度を伝え、説明者が不利益を受けないように申し入れた。皆様はこの知られざる真実をどう受け取られたか。本紙は、閉ざされた日進市政を開かれたものに戻すため、情報の収集や調査を続けます。
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