2007年11月18日日曜日

政争に翻弄 市民団体

政争に翻弄される市民団体!! にぎわい交流館 指定管理者問題

 3月議会で「にぎわい交流館」指定管理者の導入、6月議会で指定管理委託費が可決されたものの、6月議会で指定管理者を「日進市民グループゆるやかネットワーク」にすることを否決した。更に市長は「にぎわい交流館」の市直営を表明した。このちぐはぐさは何なのか? ゆるやかネットワークが保守系議員から敵対視されているようだ。説明のつく公平中立な日進市政を目指してもらいたい。

来年度から市直営に
 「日進市民グループゆるやかネットワーク理事長=山口倝示氏(68)=の話によると、10月16日、萩野市長との対談で、来年度からの「にぎわい交流館」の運営について市長から次のとおり説明を受けたという。「20年度から直営体制の布陣で、10月1日からS課長、Y職員を配置した。指定管理者の導入は市の方針であり、否定するものではないが、議会も納得するように原点に戻し、直営の実績を作る」「市民活動を否定するものではない。6月の議会でゆるやかネットが指定管理者として否定された。1~2年直営で行い、指定管理者制度の導入を決めた段階で参加されたら良い」「協働ルールの実行編の策定の取り組みは承知している。重ねて言うが、決して市民活動を否定するものではない。皆さんの思いの実現に協力したい」。これに対して「にぎわい交流館は管理運営とも市が行い、運営もゆるやかネットワークに協働委託をしないということですか」と確認したところ、市長は「その通りです」と答えたという。

保守系議員が猛反対!
 6月議会に佐護市長(当時)が提出した「にぎわい交流館の指定管理者の指定」議案は、「市民活動団体の横断的組織であり、交流館の管理にふさわしい」という賛成意見の一方、「法人格をもっていない」「画期的なコストダウンにならないのでは」「新しい市長のもとで改めて議論すべきだ」「ゆるやかネットワークありきととられるような説明ではなく、市民に対して胸襟を開いて、しっかりと説明できる決め方をすることが肝要だ」などの反対意見が出され、採決の結果、賛成9、反対14で否決された。(下図参照)

否決の裏には政争あり
 ある保守系議員の話によると「にぎわい交流館に出入りする団体のほぼ100%がS派と認識している」という。S氏は前市長の後継指名を受け、市長選で萩野氏と競い合った相手だ。先の話は極論としても、6月議会の議事録によると「残り任期も少ない現市長による特命と言える管理者指定を本議会で決定することに市民は不安を感じたり、不自然さを感じたりするのではないか」「新しい市長のもとで改めて議論すべきだ」と別の保守系議員が発言している。前市長やS氏に対する強い反発があったことは明らかだ。議案が市長選挙直前の6月議会に提出されたことも、否決された原因の一つと考えられる。

弱体化を狙って直営か?
 議事録から、前政権に頼りすぎた「ゆるやかネットワーク」の姿が浮かんでくる。同団体は議会で指摘された点の改善と、他の市民への説明が必要だ。
 一方、萩野市長側も前政権のやりかたに反対するのであれば、指定管理者を公募し、ゆるやかネットワークにも公募に参加させて競わせてもよさそうなものを「1~2年直営で行う」との意向を示した。「原点に戻す」ということは重要かもしれないが、問題の先送りや、市の直営により前政権とのつながりを薄める狙いが見え隠れする。 公平・中立に判断すべきだ。

職員増員はコストアップ
 10月1日の異動で萩野市長は、にぎわい交流館館長を課長補佐ポストから課長ポストとし、また女性職員1名を増員した。コストアップは間違いない。議会が指摘したコストダウンについて萩野市長はどのようにとらえているのか疑問だ。

おざなり対応が問題
 6月議会の議事録の中に「新しい市長のもとで改めて議論すべきだ」とある。議会で討議せずに市の直営を決めた萩野市長の行為は、議会軽視とも受け取られる。おざなりな対応はこれだけではない。本紙が追及した市幹部による公文書隠匿疑惑に関して萩野市長は、9月議会で調査を約束しながら議会会期中に結果を報告しなかった。

「日進市にぎわい交流館の指定管理者の指定」議案の審議結果
会派名新政クラブにっしんクラブ自民清風クラブ平成クラブ公明党政友クラブ政策ネット結(ゆい)日本共産党無会派
議員名福岡幹雄近藤ひろき近藤裕人丹羽園生古谷徳生高木弘美福安克彦峯 隆之鈴村修波武田 司余語充伸正木和彦杉山昌夫西尾克彦渡邊明子小屋登美子神谷繁雄折原由浩島村紀代美山根みちよ比嘉知政坂林卓美下地康夫茅野正寿
○賛成 ×反対××××××××××××××

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